若手優秀発表賞の選考規程
1.内容
日本衛生学会若手優秀発表賞は、日本衛生学会の学術総会時に、同賞に応募した一般演題(口演またはポスター)発表の主発表者に対して発表内容を精査し、優れた発表を行った者をそれぞれ最大5名表彰することをもって若手研究者の研究活動を奨励することを目的とする。
2.受賞候補者の要件
学術総会の前年の12月31日時点で、満40歳以下である者。なお、産前・産後休暇や育児休業の期間があり、その期間を除くことで40歳以下に相当する場合は応募可能とする。
尚、日本衛生学会奨励賞を受賞した者並びに前年度若手優秀発表賞受賞者は、若手優秀発表賞の受賞候補者に含めないこととする。
3.対象となる発表者
学術総会時に同賞に応募した一般演題(口演またはポスター)発表の主発表者とする。
4.選考委員
一般枠
・若手活性化委員会委員(2名)
・若手研究者の会世話人(2名:教室員・同僚から応募者がいない世話人から代表世話人が選出)
・その他、選考委員一人あたりの採点数が20題以下となるよう、学術総会運営委員または口演座長に依頼する。
若手研究者の会推薦枠
・若手研究者の会世話人(3名:一般枠選考委員以外で、かつ教室員・同僚から応募者がいない世話人から代表世話人が選出)
5.選考方法
①候補者の選出
抄録をもとに口演・ポスター発表の主発表者から各最大5名(一般枠4名、若手研究者の会推薦枠1名)を選出する。
・採点票(一般枠別紙1、若手研究者の会推薦枠別紙2)を用いて採点を行う。
・選考委員は自らが共同演者になっている演題の採点は行わない。
・各演題を3名の選考委員が採点して平均点を選出に用いる。
・同点が出た場合は、一般枠は若手活性化委員会委員長、若手研究者の会推薦枠は若手研究者の会代表世話人に一任する。
・一般枠の候補者と若手研究者の会推薦枠の候補者が同一の場合、若手研究者の会推薦枠候補者はないものとする。
●若手研究者の会推薦枠 選考基準
日本衛生学会若手研究者の会の会員として活動しているもののうち、①その年度の日本衛生学会学術総会における若手研究者の会主催で行われるシンポジウム・研究検討会・発表会で発表したもの または、②その年度の若手研究者の会主催の夏の集いにおける研究検討会・発表会で発表したもの のうちで、①②で発表した内容に関連した研究成果をもとに抄録を作成しているもの
②選考会
選考会を行い、候補者から最優秀口演賞1名、 優秀口演賞1名、口演賞3名(最大)ならびに、
最優秀ポスター賞1名、優秀ポスター賞1名、ポスター賞3名(最大) を決定する。
採点方法
・採点者は、選考委員、理事、監事とする。
・採点票(口演別紙3、ポスター別紙4)を用いて採点を行う。
・選考委員、理事、監事は自らが共同演者になっている演題の採点は行わない。
・採点票を集計し、集計後の平均点を最終選考に用いる。
平均点の最も高いものを最優秀口演賞・ポスター賞、2位のものを優秀口演賞・ポスター賞、3位以降を口演賞・ポスター賞とする。
・同点が出た場合の選考は若手活性化委員会委員長に一任する。
6. 表彰
最優秀口演賞・優秀口演賞・口演賞 / 最優秀ポスター賞・優秀ポスター賞・ポスター賞
・総会開催中に行う。懇親会中に行う場合は、受賞者の懇親会費は無料とする。
・結果の発表、表彰を日本衛生学会理事長が行う。
・最優秀口演・最優秀ポスター賞:賞状
優秀口演賞・優秀ポスター賞 :賞状
口演賞・ポスター賞 :賞状
*最優秀ポスター賞・優秀ポスター賞・ポスター賞に関して*
・最優秀ポスター賞・優秀ポスター賞・ポスター賞の演題横にリボンをつけて受賞演題とわかるようにする。
7.授与後のEHPMへの投稿
受賞演題の研究内容につき、半年以内を目途に受賞者がEHPMへの原著投稿を行うよう委員会として推薦する。ただし査読は一般投稿と同様に行う。
付記
若手研究者の会推薦枠を設ける目的
①若手研究者の会の活動に関心をもつ若手研究者数の維持・増加が期待される。また若手研究者の会の会員数増加は、日本衛生学会全体の会員数の増加、次代を担う衛生学エキスパートの増加にも貢献する可能性が高い。
②若手世代の視点を評価に取り入れることができる。
③今までの研究成果を加味したうえで選考することができる。
参考
付則
- 本規定は2019年2月の理事会にて承認された。
- 本規定は2020年度学術総会から実施される。
- 本規定は2020年7月の理事会にて改定された。
- 本規定は2021年2月の理事会にて改定された。
- 本規定は2022年1月の理事会にて改定された。